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佳作座のひと [昔々・・]

昨日のブログで、飯田橋にかつてあった「佳作座」について触れましたけど・・・。

「佳作座」というと、お世話になった副支配人の事を思い出します。

私が結婚した時も、子供が生まれた時も、本当に知らせたかった。

佳作座が閉館になって年月もかなり経っており、かつての従業員の方々の消息も解りません。

 

一緒に仕事をしていた方たちも今はどうしているかな。。。。

 

まだ持っています。
副支配人から頂いた当時の名刺。

 


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二十三回忌 [昔々・・]

サラっと読み流してくださいませ。
年月も経っている事だし、私はもうメランコリックでも、感傷的でも、全然ありませんので^^

 

今月は私の父の23回忌なので、今日はお寺で法要を済ませました。

あれからもう22年。

 

高校を出てひと月も経たぬうちに父は肺ガンで亡くなりました。

末期ガンで大晦日から3ヶ月半ほどの入院でした。

私は高校を出てすぐに専門学校へ行く予定だったのですが、突然の父の入院で私も卒業後に働くことに。

自営業だった事もあって、家が経済的にイロイロ大変だったのです・・・。

とりあえず、1年だけアルバイトして専門学校に入学と言う段取りで。

専門学校側は1年だけなら入学を遅らせても構わないと配慮してくださいました。

さて、アルバイト探し。

新聞の求人欄で飯田橋駅前の「佳作座」(新宿区神楽坂)という映画館を見つけました。
(既に閉館していますが)

当時で時給¥700でした。3ヶ月毎だったかな¥20ずつ上がりました。

その時、父が入院していた病院が佳作座直近の東京警察病院でした。
(父は別に警察官とかではないです。自営業でした。誰でも掛かれる病院です。)

本当にたまたま。偶然。父の想いに引っ張られたと思いました。

ある朝バイトへの出掛けに母から言われました。

「今日お父さんの靴、家に持って帰って。もう使うこともないから。」

バイトが終わって、すぐ母が付き添っている病院へ。

病室で主治医が父に馬乗りになって心臓の辺りを何度も押していました。

そして主治医はベッドから降りて臨終を告げました。

 

父が入院する数日前、夢を見ました。

黒い服を着た男2人が家に来て、父に

「○○○○さんですね」

と父のフルネームを尋ね、確認しました。

「確かにそうです」

と父が答えると、黒服の男はそれぞれ父を挟むようにして腕を組んで、連れて行きました。

まるで連行されるように。

その時の父の服装は、父が実際に入院した日に着た行った服と同じものでした。

 

雨の中、車で遺体を自宅まで運びました。

助手席に私、後ろの座席に母。

その車は何故か左ハンドルでした。


(この間の記憶は何故か殆ど無いです。)

翌日のお通夜は土砂降りでした。

更に翌日の告別式は快晴でした。

出棺の時、佳作座の副支配人が参列しているのに気付きました。

こんなへんぴな所までよく、という思いと、出棺という現実感が重なり、それまで全く出なかった涙が今度は止まらなくなってしまいました。

副支配人は女性で、私の母と年齢が近い人でした。

私の事情も知っており、いつも気にかけてくださっていました。

本当にお世話になっていました。

 

火葬場の桜は散る直前の、満開でした。

その年の桜は遅咲きでした。

 

 

法要中、そんな事を8ミリフィルムを見ているかのように思い出していました。


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ほんのチョットだけ怖い話 [昔々・・]

 私が高校時代に住んでいたマンションの間取りの一部。
 

私が高校生の時だっただろうか。

当時は家族でマンションに住んでいた。

ある夏の晩、姉は母とおしゃべりに花を咲かせていた。
私は腹ばいになって本を読んでいた。

リビングには3人以外誰もいなかった。
それだけは今でもハッキリ覚えている。
       ・
       ・
       ・
     そして・・・
       ・
       ・
       ・
腹ばいになっている私の足の裏を姉が指先の爪でスーッと、なぞった。・・・と思った。
姉が私を脅かそうとしてやったのだと、瞬間的に私は思った。

くすぐったくて私は間髪入れず反射的に、
「もーー!やめてよーー!」
と言いながら振り向いた。

姉は、
「何が?」
と驚いた様子だった。

たった今起きた事を説明したが、姉は身に覚えが無い事なので驚いていた。
私にとっては事が事でめちゃくちゃ怖いので姉を問い詰めたが、本当に嘘では無さそうだ。

足を触られてすぐさま振り向いた時の姉の体は動いてる風でも無かった上、姉が手を伸ばしただけで私の足に届く距離でもなかったのだ。

一体誰が私の足を触ったのだろうか

今でも夏になるとこの時の事を思い出すのです。


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